横浜市青葉区の個人邸でモミジの伐採抜根を行いました!!
2023/04/14
他業者さんに剪定を頼んだところ、モミジが枯れてしまったので、伐採抜根してほしいとのご依頼がありました。
昨年(2022)の4月ごろに剪定をしてもらったそうなのですが、それから弱っていき、あっという間に枯れてしまったそうです。
枯れてしまった原因は、下記2点が考えられます。
①4月の芽吹きの時期に切りすぎてしまったため
芽吹きの時期は、モミジ(落葉樹)が前年度に幹や根に蓄えた栄養分を新芽に取られてしまいます。
その後、芽吹いた葉が光合成を行い、栄養分を作り出し、モミジに体力が戻ってきます。
この時期に枝葉を剪定しすぎると、モミジの栄養が不足している状況で、栄養分を作り出すための葉をなくしてしまうため、枯れる原因となります。
また、紅葉は他の落葉樹と比べて、休眠期が短く、1月下旬頃から根が水を上げるため、2月以降に剪定を行うと栄養分を含んだ樹液が流れ出てしまいます。
紅葉の剪定適期は、落葉時期の11月〜1月上旬、新芽が固まり真緑になった5月中旬頃〜7月上旬です。
これ以外の時期には剪定しない様にしましょう。
②陽が強くなる時期に枝葉を減らしすぎたため
陽当たりが良くなってくる時期に枝葉を減らしすぎると、幹焼け(人間で言う日焼け)を起こしてしまいます。
人間は日焼けをしても、室内に避難したり出来ますが、樹木は動くことができないため、陽の光を浴び続け、幹が焼け、枯れてしまいます。(2枚目写真)
陽当たりの良い樹木の枝葉を減らす場合は、緑化テープによる幹巻きを行い、幹を保護する必要があります。
以上
今回の伐採抜根作業は、近くにサツキ、モッコウバラ、センリョウなどが植わっており、根の周りを大きく掘ることができない状況でした。
このような場合は、他の樹木の根を出来るだけ傷つけない様に、ルートカッターという、地面ごと根を切断する専用のチェンソーを使用して抜根を行います。
ルートカッターは、排気量が70cc以上ある原付よりも大きなエンジンを搭載しており、刃もダイヤモンドの次に硬いと言われるタングステン鋼が溶接された特殊な刃を使用したチェンソーです。
(余談ですが、刃だけで4万円くらいします....泣)
スコップで掘れるところまで掘り進め、他の樹木の側はルートカッターを使って抜根を行いました。
根元の幹周りが60cm弱の太めのモミジでしたが、ルートカッターのおかげで綺麗に抜根することができました。
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