川崎市高津区 カイズカイブキ伐採・抜根施工事例
2026/06/27
今回は川崎市高津区の個人邸にて、高さ約11m・幹周152cmのカイズカイブキの伐採・抜根工事を行いました。
ご依頼いただいた物件は空き家となっており、今後売却を予定されていました。
しかし、長年管理が難しかったことで樹木が大きく成長し、根がブロック塀を押し破ってしまうほどになっており、買い手が付きにくい状況だったそうです。
「伐採と抜根をして土地をきれいな状態にしたい。」 そのようなご相談をいただきました。
他社3社で断られ、調べて弊社へご依頼
ご依頼者様のお話では、すでに3社へ相談されたものの、現地確認後、すべての会社様が対応不可との回答だったそうです。
その後、特殊伐採や難易度の高い伐採工事を行っている業者を探され、弊社へお問い合わせいただきました。
このようなご縁をいただけたことを大変嬉しく思います。
重機が入らない狭小地での特殊伐採
現場は前面道路が非常に狭く、駐車スペースも限られていました。
さらに、
・段差がある
・フェンスがある
・樹木まで重機が届かない
・ユンボ搬入不可
という条件が重なり、通常の抜根工事で使用する重機を搬入することができませんでした。
抜根はすべて人力で行う必要があり、この点も他社様が施工を断られた理由の一つだったそうです。
電線・隣家に接触した危険木
伐採作業も決して簡単ではありませんでした。
樹木は大きく傾き、一部の枝は電線を飲み込むほど接触している状態。
さらに隣地の屋根にも枝が大きく張り出しており、枝を自由落下させることはできません。
少しのミスでも電線や建物を破損させる危険があるため、一本一本すべての枝をロープでコントロール
しながら吊り下ろすリギング作業で慎重に伐採を進めました。
クレーンとリギングを組み合わせた搬出作業
現場には2tショートユニックがギリギリ進入できました。
しかし、クレーンブームは樹木まで届きません。
そのため、ロープによるリギングで材を安全に誘導し、クレーンで順次搬出する方法を採用しました。
限られたスペースだからこそ、安全性と効率を両立させる施工計画が重要になります。
最大の難関は「抜根」
伐採後はいよいよ抜根作業です。
ブロック塀を破壊してしまうほど根が発達していたため、想像以上に苦戦しました。
カイズカイブキは針葉樹であり、圧縮あて材を形成する性質があります。
傾いている方向へ強い力を発揮するため、今回はブロック塀側へ大きく傾いていたことで、その方向へ非常に強い根が張っていると予想しました。
さらに、ブロック塀によって横方向へ伸びられなかった太い根は、地中深くへ直根として伸びている可能性も考えられました。
もしこの直根が太く成長していれば、人力での抜根は極めて困難になります。
一本ずつ根を切り進める気の遠くなる作業
今回は重機が使えないため、
スコップで掘る。
根が出てきたら一本ずつ切断する。
また掘る。
再び根を切る。
この作業を何度も何度も繰り返しました。
さらに狭小地のため、掘り出した土を置く場所もありません。
土を移動させながらスペースを確保し、少しずつ作業を進めていきました。
「あと少しで抜けそうだ。」
そう思ったところで、予想していた直根が現れました。
しかし、その太さは予想をはるかに超えるもので、なかなか抜くことができません。
それでも一本ずつ丁寧に根を処理し、最後まで諦めず作業を続けた結果、無事に抜根することができました。
難しい現場ほど経験と技術が重要です
特殊伐採は木を切るだけの仕事ではありません。
現場ごとに異なる条件を読み取り、
・安全な施工方法の選定
・ロープワーク(リギング)
・周囲への配慮
・重機が使えない状況への対応
・抜根方法の判断
など、多くの経験と知識が必要になります。
弊社では他社様でお断りされた現場や、狭小地・傾斜地・電線付近・建物密集地など、難易度の高い伐採・抜根にも数多く対応しております。
「他社で断られてしまった」
「この木は難しいと言われた」
そのような場合でも、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
【施工概要】
施工場所:川崎市高津区
施工内容
・カイズカイブキ伐採
・人力抜根
・幹、枝搬出
・発生材処分
樹木情報
樹種:カイズカイブキ
高さ:約11m
幹周:約152cm
難しい現場ほど、施工方法によって安全性や仕上がりは大きく変わります。
弊社では、お客様の大切な建物や近隣環境へ十分配慮しながら、安全第一で施工しております。
特殊伐採・伐採・抜根でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
コラム
今回の現場の豆知識
なぜカイズカイブキの根はブロック塀を押し壊してしまうのか
カイズカイブキは生垣として広く植えられてきた樹木ですが、長年放置されると高さ10mを超える大木へ成長することがあります。
樹木は幹や枝だけでなく、地中でも大きく成長しています。
一般的に根は水分や養分を求めて四方へ伸びますが、ブロック塀や基礎、コンクリートなどの障害物に当たると、その隙間へ入り込んだり、強い力で押し続けたりすることで構造物に影響を与える場合があります。
特に築年数が経過したブロック塀では、根の成長によって
・ブロックが押し出される
・ひび割れが発生する
・塀が傾く
・基礎部分が持ち上がる
といった症状が見られることがあります。
今回の現場でも、太く成長した根がブロック塀を押し続けた結果、塀が破損していました。
このような状態になると、伐採だけでは根の成長は止まらず、将来的な土地利用や建物への影響を考えると、抜根まで行うことをおすすめしています。
圧縮あて材とは?カイズカイブキ特有の性質を考慮した抜根
今回の抜根で最も重要だったのは、「圧縮あて材」を考慮した作業計画です。
圧縮あて材とは、針葉樹が傾いた際に、自らの姿勢を支えるために形成する特殊な組織です。
針葉樹は傾いている方向の幹や枝に圧縮あて材を形成し、その方向へ強い力を発揮しながら樹体を支えようとします。
この性質は地中の根にも影響し、傾いている方向へ太く強い根が発達する傾向があります。
今回のカイズカイブキはブロック塀側へ大きく傾いていたため、
「塀側へ非常に強い根が発達している。」
「横方向へ伸びられない根は直根として深く伸びている可能性が高い。」
と予測して施工を進めました。
実際に掘り進めると、予想どおり非常に太い直根が現れました。
樹木の特性を理解して施工することで、見えない地中の状況をある程度予測できることも、特殊伐採・抜根の経験が重要となる理由の一つです。
人力抜根と重機抜根の違い|狭小地だからこそ必要な技術
通常、抜根工事ではユンボなどの重機を使用することが多くあります。
しかし今回のように、
・前面道路が狭い
・段差がある
・フェンスがある
・建物が近い
・重機が搬入できない
という現場では、人力による抜根が必要になります。
人力抜根は、重機で一気に掘り起こすことができないため、一本ずつ根を切断し、少しずつ掘り進め、
樹木全体の重心を確認しながら慎重に根を外していく作業になります。
作業時間は重機の数倍かかることも珍しくありません。
しかし、人力だからこそ周囲の構造物への影響を最小限に抑えられるというメリットもあります。
狭小地や住宅密集地では、「重機が使えない=施工できない」ではありません。
現場に応じた施工方法を選択できることが、安全で確実な伐採・抜根につながります。
弊社では、人力抜根・特殊伐採・ロープワークを組み合わせ、重機が入らない現場や他社で施工が難しいと判断された現場にも数多く対応しております。
「他社で断られた」「重機が入らない」「電線や建物が近い」といった難しい現場でも、お気軽にご相談ください。
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カンファルト株式会社
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腐朽木や狭い敷地の巨木など、管理困難樹木の剪定・伐採
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