施工実績
神奈川県川崎市高津区 個人邸 ブロック塀を破壊しているカイズカイブキの特殊伐採、抜根
神奈川県川崎市高津区 個人邸 ブロック塀を破壊しているカイズカイブキの特殊伐採、抜根
放置樹木があるため、買い手が付かず、売買できなかった物件
玄関アプローチ横にあるカイズカイブキの大木
ブロック塀を破壊しており、倒木の危険があるため、ご相談いただいた現場
今回ご相談いただいたのは、神奈川県川崎市高津区の住宅密集地にある大木の伐採抜根工事です。
当該樹木は、住宅の玄関アプローチのすぐ横の隣地側に位置しており、ブロック塀を破壊している状況。
枝の一部は2本の電線に絡んで、アプローチを超えて、隣地まで張り出していました。
お客様からは
「他業者3社に抜根を断られてしまい、施工可能な業者を探している」
「売買契約に進めず、困っている」
というお話を伺いました。
実際に現地を確認すると、樹木の高さもあり、通常の伐採方法では事故のリスクが高い状況でした。
抜根に関しても、位置している場所が狭く、竹・笹が樹木の周りで繁茂している状況でした。
作業に取り掛かる前に竹・笹を綺麗にしないと、配管、配線などの周辺状況確認もできない状況でした。
施工概要
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施工場所:神奈川県川崎市高津区
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樹種:カイズカイブキ
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樹高:11m
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幹周:152cm
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施工内容:特殊伐採(ロープワークによる吊り切り伐採)および抜根
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作業人数:6名
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作業日数:3日
現地調査で確認したポイントと判断プロセス
現地調査では、以下の点を重点的に確認しました。
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木の傾きと重心の位置
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倒木の危険性
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枝の張り出し方向
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建物・電線との距離
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ロープワークのシステム設計
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作業スペースと車両進入の可否
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使用器具の選定
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根の周辺状況
伐採について、まず検討したのは、通常の伐採方法と高所作業車の使用です。
しかし、敷地が狭く道路幅も限られているため、高所作業車の設置は現実的ではありませんでした。
根元から一気に倒す伐採は、
建物や電線に接触する危険性が非常に高いため、選択肢から外しました。
また、駐車場の有効幅が218cmで、奥行きが4m程度でした。
これらを踏まえ、ユニッククレーンとロープワークによる特殊伐採が最も安全と判断しました。
抜根に関しては、チェンソーで土ごと切り刻み、切断した部分を掘り起こす方法、重機による抜根も検討しました。
しかし、竹・笹が繁茂しており、周辺状況が詳しく調査できなかった、
また敷地が狭く重機が入らないため、スコップを用いた手掘りによる抜根を採用しました。
採用した工法とその理由
伐採で、今回採用したのは、木に登り、上から少しずつ枝や幹を切り分けていく
ロープワークによる吊り切り伐採です。
この工法であれば、
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落下方向をロープで制御できる
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周囲の住宅や電線への影響を最小限にできる
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限られたスペースでも作業が可能
といったメリットがあります。
特に今回は、電線との距離が近いため、
一つひとつの切断サイズを慎重に判断する必要がありました。
ユニッククレーンの使用については、樹木を吊り切りしていき、幹の高さが6m程度まで下がったタイミングで使用する計画でした。
地表から6m程度までが、樹木の傾斜角度が大きくなっており、
さらに樹木の傾斜側に電線が接触している状況でした。
少しずつ吊り切りする場合でも、電線側に樹木が倒れる可能性があったため、
安全のためにユニッククレーンを採用しました。
地表から6mまでが傾斜している原因として考察できるのは、10年程度前に一度倒木しており、そのまま成長してしまったのではないかということです。
抜根に関しては、配管、配線の切断可能性を考え、
根を1本1本、スコップによる手掘りした上で、
掘り進める際に邪魔な根のみチェンソーを用いて切断する方法を採用しました。
また、カイズカイブキは針葉樹のため、倒れている側に根が強く張る習性があります。
今回の周辺環境は、本来、根が張る側にブロック塀があり、伸びる余地がなかったため、
直根と呼ばれる根がまっすぐ下に太く伸びている可能性が高いと考えました。
そのため、手掘りする際も通常よりも広い範囲を手掘りする必要がありましたが、
他に方法がないため、苦渋の選択で手掘りを採用しました。
作業中の安全対策と注意点
作業前には必ずミーティングを行い、
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作業手順の確認
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ロープやハーネス、チェンソー、スリングの点検
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落下範囲の確認
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登った際の樹木の状態
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配管、配線の可能性
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近隣への挨拶
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落枝、切粉などの養生徹底
を徹底しました。
作業中は、枝の重量が想定よりも重くなる場面もありましたが、
切断サイズを調整しながら、安全第一で進めています。
住宅が近接している現場では、
「早く終わらせる」より「確実に安全に終わらせる」ことが重要です。
作業の流れ
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クライマーが木に登り、上部の枝から伐採
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ロープで枝を吊り、地上へ安全に降下
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幹を分割しながら吊り切り伐採
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幹を1m程度残した状態で、抜根へ移行
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配管、配線、地中埋設物を確認しながら手掘り
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掘り進めるにあたって邪魔な根をチェンソーで切断
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切断した根を掘り起こす
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抜根後、周囲の清掃と仕上げ
今回も事故やトラブルもなく、予定通り作業を完了しました。
施工後の状態とお客様の反応
作業後は、住宅周辺がすっきりとし、
電線への接触リスクも完全になくなりました。
ブロック塀がこれ以上根に押され、
破壊されるリスクも完全になくなりました。
お客様からは、
「これで売買契約に進めそうです」
「もっと早く相談すればよかった」
とお声をいただきました。
周辺住民の方々からは、
「これで台風の時も安心できます」
「今まで毎日怖い思いをしていたので、本当に嬉しい」
とお声をいただきました。
担当者からのコメント
今回のように、
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住宅密集地
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電線近接
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高木・大木
といった条件が重なる現場では、
現地状況に応じた判断力と経験が不可欠です。
他社で断られてしまった現場でも、
工法を変えることで対応できるケースは少なくありません。
このようなケースでのご相談が増えています
神奈川県川崎市高津区周辺では、
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家の横にある大木
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電線にかかりそうな木
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高所作業車が入らない場所
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重機の入れない場所
といったご相談が多く寄せられています。
よくある質問
Q. 見積りだけでも大丈夫ですか?
A. はい。現地調査・お見積りは無料です。
Q. 断られた現場でも対応できますか?
A. 状況によっては可能です。これまでお断りした物件は0件です。
一度ご相談ください。
最後に
危険な木は、放置するほどリスクが高まります。
「これ、切れるのかな?」と感じたら、
早めに相談することで、安全な方法が見つかることもあります。