太い木を小さくしたい！！　可能？不可能？？　〜常緑広葉樹編〜

　ご覧いただきありがとうございます！

 

今回は、「大きな木を剪定で小さくできるのか？？」というお話です！

 

樹木によって生態が異なるため、今回は常緑広葉樹に限った話をお伝えします。

 

この時期(5~6月)、お客様からご要望がとても多いです！！

 

　結論、太くなった樹木を小さくすることは出来ないですが、太くなる前の樹木であれば小さく保つことは可能です！

 

　まず、太くなった樹木を小さくすることは出来ないという部分をご説明します！

 

樹木は、毎年成長し、年輪を形成し、太くなってきます。

 

樹木が太くなると、幹に存在する「柔組織」という栄養分(糖分、でんぷん等)を蓄える場所が大きく成長します。

 

光合成によって生成された栄養分は、柔組織に溜め込まれ、太くなればなるほど沢山溜め込まれます。

 

そのため、太くなった後に枝葉を剪定して減らしても、柔組織に蓄えた栄養分を用いて枝葉を増やしてしまいます。

 

それならば、枝葉を落とし続ければいい、と枝葉を切り続けると、その樹木は弱っていき枯れてしまいます。

 

以上のことから、太くなってしまった樹木を小さくすることは出来ないのです.....

 

　つまり、太くなる前の樹木であれば、柔組織も発達していないため、小さく保つことができるということです！

 

　お庭の樹木を大きくしたくない方は、太くなる前に年に1度はご自身で剪定されるか、プロに依頼し剪定することをお勧めします！

 

　ただし、成長速度の速い「シマトネリコ」「ユーカリ」などの樹木は、年に一度でも樹勢を抑えることが出来ない場合がありますので、ご注意ください！

 

大きくなる前の剪定はもちろんのこと、大きくなりすぎた樹木でお困りの方は、ぜひ弊社にご相談ください！！